総合医療とは(3):健康危機

当研究所が行っている総合医療の位置づけを確認して頂きたいと思います。

それではまず、現在の病気を取り巻く環境からお話したいとおもいます。

食料汚染、大気汚染などの環境汚染は時代を経るごとに加速されていきます。資本主義が隆盛を極めると一見生活が便利となりますが、感染症で亡くなる確率が低くなる(衛生状態が良くなる)代償として周囲の環境を汚染し、そのつけが私たちの口にする水、食料や吸う大気の汚染となって長期的に苦しめられる結果となります。

これは多国籍企業の無秩序な活動による地球環境への「ブローバック」(反動)といえます。 欧米エリート(それに追随する他国の売国奴も含め)たちのあくなき利益活動によって世界人口増加やそれに伴う環境の劣化などの不都合が生じたわけですが、その不都合をまたもや人工的に解消しようと遺伝子組み換え技術などを用いて人口削減を目論んでいます。

私たち一般の人間はこのような複合的な健康危機(自然環境の変化および人工的要因)に常時さらされているのです。欧米エリート層の中に入り込む以外は、不可避(多くの人にとって、個人の努力だけではいかようにもしがたい)といってよいでしょう。

縄文時代の人々の寿命が50〜60歳と推定されています。戦国時代でも同じくらいであったことを考えると、いくら現代のように衛生環境が向上(私はこれも疑問視していますが)したところで20年くらいしか寿命は延びていないのです。この20年の伸びは、高齢者が病院や施設で「生かされている」ものもカウントしているのです。

健康寿命ということを考えると、おそらく縄文時代の人の50年は現代人の何倍にも値するのではないでしょうか?同じ50年でもストレス、慢性病や貧困を常時抱えて生かされている現代人は縄文時代の人から見ると「生きる屍」となっています。

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