リウマチの標準治療（７）
日本リウマチ学会による関節リウマチに対する生物学的製剤使用ガイドライン
既存のDMARDs（抗リウマチ薬）通常量で3ヶ月以上継続使用しても次のいずれかを満たす場合。
ガン、自己免疫疾患で使用されます。代謝拮抗剤に分類され、ＤＮＡの合成に必要な葉酸の合成を阻害します。慢性炎症疾患ではリウマチ、乾癬性関節炎、多発性筋炎、皮膚筋炎、強直性脊椎炎、ベーチェット病、強皮症、クローン病、重症筋無力症などに用いられています。
内服が主ですが、皮下注射、筋肉内注射剤も米国では使用されています。
副作用は薬剤の性質上以下のように多様です。催奇形性があるため妊婦は服用禁止です。
- 圧痛関節数6以上かつ腫脹関節数6以上かつCRP>2.0mg/dl(or ESR>28mm/hr)
- 画像検査にて進行性の骨びらんを認める。
- DAS28-ESR>3.2で中等度活動性あり。
- *トシリズマブとアダリムマブに関しては1を満たすときのみ
- *さらに日和見感染のリスクが低い状態として末梢白血球4000/mm3かつ末梢リンパ球1000/mm3かつ血中beta-D-グルカン陰性が望ましい。
- *2008年10月現在
投与禁忌
活動性結核を含む感染症を有している場合。NYHA III度以上の心不全患者。悪性腫瘍、脱随疾患がある場合。
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関節リウマチ早期治療の重要性
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